［虫歯治療］二度と虫歯にならないために出来ること

目に見える虫歯もしくは痛みがある虫歯の治療は、虫歯になった部分を削って人工のものに置き換える修復を行います。歯は皮膚や骨と違って一度削ればもう自分の歯で回復することができません。

虫歯治療はやり直しを繰り返すほどその歯の寿命は短くなります。アクア歯科医院では、お口全体の環境を考えた治療で、極力やり直しの必要がない治療を行っています。

1. 痛みの少ない治療をする

痛いのは誰だって嫌ですよね。嫌になれば治療がうまく進まないことがあります。患者様の協力があってこそ、歯科医師はいい治療が出来ます。そのために痛みをできるだけ無くすことは、絶対に必要な事だと考えています。

麻酔をすると痛みを感じなくなりますが、その麻酔の痛みが嫌でなかなか治療を始めない方がいます。そのような方を1人でも少なくするために、痛みが少ない麻酔を行っています。

事前に、注射する部分にゲル状の麻酔液を塗ります。これにより注射時の痛みを無くします。

「温度差」も痛みの原因となります。冷たい麻酔液が体内に入ると痛みを感じます。その痛みをなくすためには、カートリッジ麻酔液を、体温に近い37℃に温めたものを使います。

電動注射器を使用すると注射時の手ぶれを極力抑えられるため、痛みが少なくなります。さらに、安定した低速度で少量ずつ注入できるので麻酔の効果がよくなります。

せっかく一つの虫歯を治療したとしても、虫歯になる原因を知らなければ、また虫歯になる可能性があります。

虫歯の直接の原因は、虫歯菌（ミュータンス菌など）です。この虫歯菌が増えやすい、お口の中の環境および食生活を知って、予防するためのケアを実践すれば虫歯にならずに済むのです。

歯並びや歯の形は人それぞれ違います。自分にあった歯ブラシを使って、正しい磨き方をしましょう。きれいに磨くために歯ブラシは毛先が開いてきたらすぐに交換するようにしましょう。

歯磨きだけでは落としきれない汚れが必ずあります。フロスや歯間ブラシもさまざまな種類があるので、どれがいいか分からない時は歯科医師や歯科衛生士に聞いてみてください。

食後はお口の中が虫歯になりやすい環境になります。飲食をだらだらつづけたり、甘い飲み物を甘いものばかり飲んだりせず、食後はお茶を飲むなどして、お口の中の環境を整えましょう。

ガムを噛むことで唾液出ます。唾液には虫歯菌の出した酸を中和したり、酸で溶かされた歯を修復する力があります。そのため補助的ではありますが虫歯がなりにくくなります。ガムは糖分の少ないキシリトール入りなどはによい成分の入っているものを選びましょう。

定期的に歯や歯茎の状態をチェックすることで、治療後の良い状態を保ち、虫歯や歯周病を事前に防ぐことができます。ライトの無い環境やレントゲンを使わないと見つからない虫歯もあるので、歯科医院での検診をおすすめします。

検診の結果、歯石などがたまっているようであればクリーニングをします。虫歯や歯周病の原因になる歯石や、歯の表面の着色汚れを取り除きます。

フッ素には歯の石灰化や歯質を強くする働きがあります。

虫歯を取り除いた後にする、詰め物・かぶせ物には様々な種類があります。なぜ、こんなに種類があるのかというと素材によってメリット・デメリットがあるからです。

見た目の問題だけでなく、将来、虫歯になりにくい素材を選ぶことも重要です。

保険の「銀歯」および「プラスチック」の場合、「安価」であることにメリットがあるのですが、「二次カリエス（虫歯の再発）」と「劣化・変色（プラスチック）」、「銀色の見た目（銀歯）」などのデメリットがあります。さらに銀歯は人によって「金属アレルギー」を引き起こす可能性もあります。

保険治療の場合、虫歯を防ぐためには、毎日のホームケアと定期的な検診・クリーニングが重要になります。

セラミックなどの素材は、「二次カリエスになりにくい」「自分の歯の色と変わらない」などのメリットがあります。虫歯になりにくという観点では、セラミックなどの素材がおすすめです。ただし、自費診療のため料金などは治療前にしっかりとご説明した上で選んで頂いております。